知的障害のある選手が参加するサッカーです。
競技規則は一般のサッカーと同じです。
知的障害者のための国際競技団体である国際知的障害者スポーツ連盟(INAS-FID)の公認競技であり、世界選手権大会なども行われています。
2002年8月には、「もう一つのワールドカップ」として、日本で世界選手権大会が行われました。
脳性麻痺のある選手が参加するサッカーです。
障害を配慮して、FIFAのルールに一部修正が加えられています。
1チーム7名で行い、オフサイドがありません。片手でのスローインが認められています。
ピッチの大きさ、ゴールの大きさが11人制サッカーより小さくなっています。
試合時間は前後半30分、ハーフタイムは15分で、選手交代は3人まで認められています。
視覚障害がある選手が参加するサッカーです。
フットサルとほぼ同じ大きさのピッチで行います。
1チーム5名の選手がピッチ上で競技します。さらにコーラーと呼ばれるコーチが、相手ゴールの裏から指示を出すことが認められています。
ゴールキーパーは晴眼者または弱視者が行うこととなっています。
フィールドプレーヤーは視覚障害者が行いますが、障害の程度を平等にするため、アイマスクなど目隠しの装着と、危険防止のためヘッドギアの装着が義務付けられています。
試合時間は前後半25分、計50分で行われます。
2004年アテネパラリンピックから正式競技となりました。
電動車椅子を使用して行われるサッカーで、アメリカやカナダなどで行われているパワーサッカーをヒントに考案されました。
1チーム4名で構成され、コートはバスケットボールコートと同じ大きさです。
ボールは直径50センチの専用ボールを使用します。通常、ゴールキーパーは置かず、1名のディフェンダーをゴール前に配置することがあります。
電動車椅子前部に取り付けられたバンパー(軽自動車用のタイヤを半分にしたもの)を用いて、パスやドリブルを行います。
使用する電動車椅子は、時速4.5キロまで出る車椅子と、時速6キロまで出る車椅子が認められていますが、時速6キロまで出る車椅子を使用する選手は2名までと規定されています。